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カテゴリー: 南の縄文調査室から

このページは、発掘調査・整理作業・報告書作成の様子や、埋蔵文化財センタ内ーのできごとを紹介します。

鹿児島空港パネル展「空からみた鹿児島の遺跡」

6月3日、鹿児島空港3階のギャラリーフレンドリーに,鹿児島県立埋蔵文化財センターと上野原縄文の森の紹介パネルを展示しました。

鹿児島空港にお寄りの際は,ぜひご覧ください。6月30日(火)まで展示しています。

場所:鹿児島空港国内線ターミナルビル3階エアポートホール前通路
期間:6月3日(水)~30日(火)

鹿児島県立図書館ロビー展「城と城下の考古学」開催(6月3日~6月25日)

鹿児島城跡とその周辺の遺跡から見つかったさまざまな出土品を紹介します。

※ 台風接近のため,展示開始を変更しました(6月2日(火)→6月3日(水))

会場 鹿児島県立図書館ロビー
期間 令和8年6月3日(水)~6月25日(木) 月曜日休館
火~土 9:00~21:00
日・祝 9:00~17:00

主催 鹿児島県立埋蔵文化財センター
共催 鹿児島県立図書館

 

焼山遺跡(伊佐市)の発掘調査が始まりました

焼山遺跡は、1946(昭和21)年に7基の古墳時代の板石積石棺墓(いたいしづみせっかんぼ)が発見され、その後の調査でも90基以上の石棺が確認されている遺跡です。

伊佐・湧水地区特別支援学校(仮称)建設に伴い、令和8年5月から発掘調査を開始しました。

今回の調査で既(すで)に、遺物や板石の一部が見つかっています。

調査期間は8月まで予定しています。今後の調査成果にご期待ください。

「山形屋(鹿児島市)パネル展」南の縄文文化魅力発信事業

5月14日(木)から26日(火)まで鹿児島市の山形屋にて、パネル展示を行っています。

今回の展示内容は、上野原縄文の森で開催されている「推しの逸品~あなたの「推し」を見つけませんか~(7/5(日)まで開催)」より、縄文時代から中世までの選(え)りすぐりの10点を展示しております。

お買い物とあわせて、ぜひおこしください。

展示場所:鹿児島山形屋2・3号館3階 ブリッジギャラリー

上野原縄文の森第75回企画展内覧会

4月23日、上野原縄文の森第75回企画展「推しの逸品」の内覧会を実施しました。
「推しの逸品」は鹿児島県立埋蔵文化財センターが,ホームページやSNSで発信している人気企画です。
発掘調査で出会った数多くの遺構・遺物の中から、調査担当者が「ぜひ知ってほしい!」と感じた逸品を選び、その魅力や推しのポイントを紹介していきます。
今回の企画展では、それらの逸品の見どころや興味深さを、実物や展示を通して体感できるよう、わかりやすく解説します。
企画展の開催期間は,令和8年4月25日(土)~令和8年7月5日(日)です。
ぜひ,上野原縄文の森でご覧ください。

【エントランスの展示を入れ替えました】

埋蔵文化財センターのエントランス展示を入れ替えました。
今回は,一湊松山遺跡(屋久島町),山借シ遺跡(喜界町)などの遺物を展示しています。
一湊松山遺跡からは,縄文時代前期の曽畑式土器が大量に出土しました。山借シ遺跡では,中世の溝跡からウシやウマの骨が見つかっています。
センターにお越しの際は,ぜひご覧ください。

埋蔵文化財技術講座(調査研究)

令和8年2月5日(木)・6日(金)に,市町村の埋蔵文化財担当職員を対象とした技術講座を開催しました。今回は,文化財調査のための三次元計測の基礎知識や三次元モデルの作成方法,データ活用の技術習得を目的として,独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所の山口欧志氏・坂本匠氏を講師に招き,講義と実習を実施しました。

まず初めに,文化財の三次元計測概説について講義していただきました。なぜ三次元計測を行うのか,何ができるのか,またデータの扱い方や活用方法について詳しく説明していただきました。

次に,「RealityScan」を利用した遺構の三次元モデル構築の実技研修を行いました。参加者は説明を聞きながら,サンプルデータから遺構の三次元モデル作成について学ぶことができました。

二日目は,三次元計測用の遺構写真の撮影方法を学び,それをもとに三次元モデル構築の実践を行いました。

今回参加した各市町村の担当者は,今回の講座を通して三次元計測の基礎や活用について理解を深めることができたようです。今後の発掘調査や整理作業で活用されることを期待しています。

【参加者の感想】

  • 興味のあるテーマで大変勉強になった。
  • ソフトの操作は難しかったが,配布資料と見比べて慣れることができた。
  • 基礎知識不足で難しかったが,丁寧な説明のおかげでよくわかった。
  • パソコンやカメラなどの機材準備からソフトの仕様など,超えるべきハードルが多いと感じた。

山口氏による講義の様子

「RealityScan」を利用した三次元モデル構築

遺構写真の撮影方法

 

【イベント情報「下原洞穴遺跡シンポジウム」(天城町)」】

「下原洞穴遺跡シンポジウム」

日時:2026年3月1日(日) 14:00~16:50
場所:天城町防災センター ホール
主催:天城町・天城町教育委員会
入場:無料

詳細は以下のチラシ(PDF)をご覧ください。

下原洞穴遺跡シンポジウムチラシ(PDF)

 

 

「沖永良部島古墓群シンポジウム」

「沖永良部島古墓群(おきのえらぶじまこぼぐん)」は,2025年12月19日に国指定史跡に答申されました。

このことを記念し,島に残る古墓群の価値をあらためて知り,今後の保存・活用について地域のみなさんと一緒に考えるシンポジウムが開催されます。

日時:2026年2月11日(水・祝)建国記念日
時間:16:00~18:30(開場 15:30)
参加費:入場料無料(事前申込み不要)
会場:おきえらぶ文化ホール あしびの郷・ちな
主催:知名町教育委員会・和泊町教育委員会
後援:奄美考古学会・奄美群島文化財保護対策連絡協議会・一般社団法人おきのえらぶ島観光協会
〔文化庁〕令和7年度地域の特色ある埋蔵文化財活用事業

【お問合せ先】
おきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちな 0997-81-5151
和泊町歴史民俗資料館内 文化財作業室 0997-92-0911

詳しくは,下記のサイトをご覧ください。
「おきのえらぶ島の旅」沖永良部島観光サイト

展示館内の特別展示

現在,「上野原縄文の森展示」館内で,4つの遺跡の資料を特別展示しています。いずれの遺跡も,鹿児島県の発掘調査において,貴重な遺構や遺物が出土しています。この機会にぜひ,ご覧ください。

今回紹介している遺跡

「白糸原(しらいとばる)遺跡」南さつま市金峰町
古墳時代の集落,中世の墓地を中心とした遺跡で,古墳時代では,19基の竪穴建物跡が見つかっています。

「仁田尾(にたお)遺跡」鹿児島市石谷町
旧石器時代から中世までの遺跡です。旧石器時代では,ナイフ形石器文化と細石刃(さいせきじん)文化期の両時期において,10万点を上回る遺物が見つかっています。西日本最大規模の旧石器時代の遺跡として全国的に注目されました。

「小倉畑(おぐらばた)遺跡」姶良市西餅田
古代を中心とした低湿地遺跡です。10世紀中ごろの方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)と,副葬品である土師器の黒色土器や甕(かめ),鉄製の紡錘車(ぼうすいしゃ),刀子(とうす)などが出土しました。

「南摺ヶ浜(みなみすりがはま)遺跡」指宿市十二町
縄文時代晩期から弥生時代,古墳時代にかけての遺跡です。弥生時代から古墳時代では,壺棺墓(つぼかんぼ)16基,甕棺墓(かめかんぼ)1基,円形周溝墓(えんけいしゅうこうぼ)12基,土坑墓72基,立石25基が検出されました。